森山大明神
概要
文献①、文献②参照による記述
・森山信仰は奥岳の神に対してみると里(里山)の神様である。・
・奥岳信仰の入口の位置にあたり、もともとは岳参りの逆迎えの場とされる。
・中間の森山大明神は中間神社裏と公民館脇の2か所にあるが、碑文の年代以外の来歴は定かではない
・両神ともに個人が守り伝えてきた。
・中間神社社殿背後の林内小広場に山川石の森山大明神(文政十庚寅天の文字あり)が祀られており、アコウやガジュマルも繁る森の中のたたずまいが屋久島の里山らしい環境特徴となっている。
・もともと自然発生的な森山大明神の所在地に、後に神社が祀られたのではないかと推察される
・島内各所で里近くの森林を森山と呼んでいるが、中間神社の一帯は中間の森山にあたり、神域であったのだろう。
・公民館脇の集落道路沿いにも森山大明神(文政十一年十二月十五日の文字あり)がある。
・こちらは集落内にあり、神域に立ち入れない女性のための祠と思われる
【参考文献】
文献①:屋久町郷土誌第1巻中間村落誌
文献②:下野敏見「屋久島、もっと知りたい」垂直信仰と水平信仰