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中間神社

なかまじんじゃ

概要

祭神 

・本殿内に三神の記載(文献①)あり。 
・旬々能智神(ククノチガミ)は日本神話の木の神で国生みではイザナギ、イザナミの間に山の神オオヤマツミ(南九州に縁が深く、益救神社、宮之浦岳などの主祭神で、伝説の山幸彦)に先立って生まれたとされる。
・草野姫神(カヤノヒメカミ)はククノチガミの妹神で日本神話では草の神とされる。
・屋船豊受姫(トヨウケヒメノカミ)食物穀物の女神で後に保食神や稲荷神と同一視されており、全国的に身近存在として祀られている。(←前記3項は文献①その他参照による記述)
・益救神社の分社と位置付けられていたとの記事(文献③)もある。

例大祭 

・春秋2度あり、「那須の与一」「花の敦盛」「高砂」の舞奉納≪郷土芸能「祝い舞」――リンク≫≪動画「祝い舞」――リンク?≫。*動画リンクは検討要 
*平成27年秋は雨天、奉納舞中止。2月の春大祭で奉納予定

その他 

・縁起、来歴についての言い伝えや記録はない。
・昭和60年社歴表作成時の開扉記録として明治25年改築(棟札)、昭和36年改築の記載(文献①) 
*聞取り情報があれば、その他などに追記予定

【立地】
・公民館も近い集落の西端に隣接、標高40m程の高い位置にあり、急な参道階段から集落と浜が見下ろせる。
・景観や位置的にいかにも村のよりどころにふさわしいたたずまいである。
・地形的には山地の端にあって小山状になっており、周囲は亜熱帯要素の強い自然林を思わせる照葉樹林に覆われ、ガジュマ
ルなど旺盛な緑が社殿に覆いかぶさるように繁茂している。
・社殿裏の林内小平地に森山大明神があり、里・里山と奥岳信仰の関連(文献③)がしのばれる。

【文献・資料】※②
文献① 屋久島郷土史第1巻中間村落誌
文献② 屋久島民俗誌 宮本常一
文献③ もっと知りたい屋久島-人と暮らし編 下野敏見

写真

中間神社社殿

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集落に接した森の中にある中間神社社殿。

参道階段上に神社がある

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 集落道路から鳥居をくぐって急な階段がある。

参道階段

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 階段タテ位置

参道階段上の鳥居

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 上の鳥居と社殿の間は奉納の舞が演じられる広場になっている。

中間神社社殿

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 社殿は広場の山よりに築いた石垣の上にある。

中間神社社殿

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社殿は樹木に覆われている

中間神社社殿

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社殿前にガジュマルの気根

中間神社社殿(拝殿本殿)

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社殿は拝殿と本殿を繋げた建築になっている

秋大祭幟

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秋大祭の幟

中間神社秋大祭神事

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秋大祭神事

中間神社社殿裏

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後ろにある森山大明神方向から社殿の屋根

神社と森山大明神

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中間神社後ろの林内小広場に森山大明神がある

参道上から集落

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参道階段から集落と海が見える

参道上から集落

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参道階段から集落と海が見える

鳥居と森

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参道下の鳥居と神社の森 中間神社は集落に接した照葉樹林に覆われたた高台にある。

鳥居と森

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参道下の鳥居と神社の森(照葉樹林)

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