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岳参り

概要

・岳参りは、岳の神様(一品法寿権現)に詣でる島内各集落で行われる山参り行事で、一時下火になっていたが近年各地区で活発になってきている。
・組織的に行われる山岳信仰としては日本の最南にあたる。
・平内地区では、昔は御岳(宮之浦岳)と破沙岳、権現山に岳参りをした。
・現在は、集落の西側からよく見える破沙岳1259mを岳参りの山として毎年、代表者が登山している。
・古くから破沙岳が身近な信仰の対象であったらしく、破沙岳を望む西開墾に一品法寿権現の石碑がある。
・昔はシャインシ(平石)で岳参りから戻った人たちのサカムカエをしたという。
・破沙岳登山道に通じる大崎川沿いにある(里の)破沙岳山頂にある「山口どん」の碑は山の入口にあたり、岳参りの礼拝個所になっていた。

平成27年岳参り(平成27年10月22日)

・参加者は集落代表、環境文化研修センタースタッフなど10人。
・7:30平内八幡神社集合、神前に礼拝して出発。
・大崎川沿いの林道を行けるところまで行って、登山開始。
・11:00頃山頂到着
・頂上直下岩屋にある一品法壽大権現(文字確認は一品法壽まで)にお神酒、米、塩、榊を供えて礼拝。
・14:30八幡神社帰着、本殿神前に榊を供えて礼拝。

【参考資料】
①屋久町郷土誌第一巻集落誌上
②もっと知りたい屋久島―人とくらし編 下野敏見
他に住民聞取り

写真

岳参り

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平内の岳参りは破沙岳、標高1259mの山頂から登ってきた大崎川の谷と平内西部の海岸が見える。

岳参り

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平内西部の牧場から破沙岳1255mを望む。

岳参り

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海中温泉入口公園から望む破沙岳。

岳参り

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八幡神社に集合、参拝してから山に向かう。

岳参り

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8:00大崎川の谷を登る林道途中から、歩行となる。

岳参り

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標高360m付近で大崎川を渡る。

岳参り

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この付近には林業施設の跡が見られる

岳参り

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付近では夏の豪雨による土石流跡が生々しい。

岳参り

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照葉樹林の急斜面が続く。

岳参り

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標高1000m越える辺りで、屋久杉やツガの向こうに七五岳が見える。

岳参り

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最後に設置されたロープにすがって山頂へ。

岳参り

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頂上近くの松は〇〇〇〇〇。

岳参り

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11:00破沙岳山頂到着。

岳参り

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山頂下の岩屋に一品法壽・・・が祀られている。

岳参り

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権現様に米、塩、榊を供える。

岳参り

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お神酒をいただいて参拝。

岳参り

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参拝。

岳参り

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祠。

岳参り

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破沙岳山頂眺望 平内地区中央部の海岸から西側、海中温泉付近まで見えている。

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山頂眺望おおぞら高校方面。

岳参り

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七五岳と烏帽子岳が見える。

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14:30下山して八幡神社へ。

岳参り

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八幡神社参拝。

岳参り

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神前に榊を供える。

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