恵比須様他
概要
・集落内に祠や石碑が多数あるが、ここでは恵比須様と田の神様を紹介する。
恵比須様
・浜に通じる道筋、張り出した段丘崖上にあり、ウバメガシの疎林に囲まれている。
・かつてはもっと上にあったようだが、昭和26年頃に現在地に移された。
・当時の恵比須様は木製でシロアリ被害にあったが、昭和57年にコンクリートに新造されて社殿も新築された。
・カツオやトビウオ漁が盛んなころは5月2日に浦祭りが盛大に行われ、弁当持参で海上安全と豊漁を祈願した。
・今も、8月15日八幡神社大祭の折には若者による手踊りが奉納される。
馬頭観音
・馬が放牧され、労役にも利用されていたころは祭りも行われていた。
・かつてはもっと山よりにあったが、現在は農業関係の神様として耕地整理記念碑のそばに位置を得ている。
田の神様
・別の場所にあったようだが、昭和36年耕地整理記念碑建立の折に、馬頭観音と同様に県道沿いの現在地に移転したと思われる。
・平内では耕地整理記念体育祭が行われており、多数の区民が訪れる当日は田の神様は赤い衣装を着せてもらう。
【参考資料】
屋久町郷土誌第1巻村落誌上
他に区長、他聞取り