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八幡神社

概要

平内八幡神社の祭神

・全国の八幡神社と同様に、誉田和気命ホムダワケノミコト(応神天皇)が主祭神とされている(資料②)。

来歴 (資料①、②、③参照記述)

・八幡神社社殿後ろにある岩川連得大師の墓(インノコロン *名称来歴不詳)に縁があり、平内地区で力のあった岩川一族の氏神が集落で祀られるようになったといわれて岩川八幡の呼び名もある。
・岩川氏は大隅岩川の城主だが、1300年代半ばに島津氏に攻められて種子島、屋久島に移ったとされ、屋久島に多い岩川姓の始祖といわれている。
・その後、岩川氏は種子島家の家老職にあり、朝鮮の役や関が原でも活躍した。
・屋久島が種子島領であった時代は平内に、岩川氏の拠点があったといわれる。

例大祭  *平成27年9/27記録より

・例大祭は2月14日と旧暦8月15日(平成27年は9月27日実施)の2回行われる。
・旧暦8月15日(平成27年の記録)の例祭では、前日に祭礼の幟を立て、益救神社の宮司を斎主として区長以下集落役員が10:30拝殿に登って神事を執り行った。
・11:15頃待機していた若者たちが正面鳥居から社殿前広場に入場して、「棒踊り」≪郷土芸能棒踊り――リンク≫≪棒踊り動画あり――リンク≫奉納した。
・昔は背中にのぼりを立てて踊る「五丁踊り」(原では復活)も奉納された。(資料①)

立地  ≪八幡山史跡群――リンク≫

・八幡神社、岩川連得大師の墓ともに集落東側の八幡山と呼ばれる森にある。
・亜熱帯的照葉樹林が生い茂る一帯には多数の史跡が集中しており、古くから村の中心であったと思われる。
・今も生活館、小学校、幼稚園、消防車庫等公共施設が隣接しており、集落民のよりどころになっている。

【参考資料】
① 屋久町郷土史第1巻村落誌上
② 同上所載「平内神社縁起考」明治21年
③ 平内区史跡巡り資料
他に区長、他聞取り

写真

平内八幡神社

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平内八幡神社社殿。

平内八幡神社

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県道に面した正面にコンクリートの鳥居がある。

平内八幡神社

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集落の中心の県道沿いに八幡神社とお産の神が並んでいる。

平内八幡神社

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昭和48年に寄贈された鳥居に八幡神社の文字。

平内八幡神社

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昭和16年に再建され、31年に改築された社殿。

平内八幡神社

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社殿前の階段脇山川石に正八幡宮の文字。

平内八幡神社

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拝殿と本殿が別棟になっている造りの社殿。

平内八幡神社

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後ろの岩川連得大師の墓から森に包まれた社殿の屋根が見える。

平内八幡神社

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八幡神社の裏に岩川連得大師の墓の表記

平内八幡神社

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岩川連得大師の墓。

平内八幡神社

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岩川連得大師墳の文字がある墓石。

平内八幡神社

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例大祭に掲げられた八幡神社の幟。

平内八幡神社

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前日から準備された新しいしめ縄の鳥居。

平内八幡神社

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大祭神事の始まり。

平内八幡神社

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斎主である益救神社宮司による大祭神事。

平内八幡神社

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神事が執り行われる拝殿。

平内八幡神社

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棒踊り奉納の保存会会員のお祓い、礼拝。

平内八幡神社

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棒踊り奉納

平内八幡神社

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8月15日には盆踊りの手踊りも踊られる。

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