盛久神社
概要
御神体
神社の建屋最奥に石碑が祭られている。
祭 神
平盛久
例大祭
9月15日の敬老の日に併せて大祭が行われる。
その他情報
・伊勢国の平盛国の八男、平盛久が、平家の落人として硫黄島から屋久島へ逃れて来る際病死、この地に埋蔵されたことが由来とされる神社。
・但し歌江川(現在のイテゴガワ)河口付近に埋蔵された後、神のお告げにより現時地に移動したとされる。
・戦いの守り神(文献②)
・年の瀬~お正月には境内が子供たちの書いた灯篭で飾られる。
【位置的情報】※②
安房川からも海からも程良い距離をとった海抜50m程、海岸段丘上の平らな場所に位置し、隣の本坊酒造敷地からは古い石碑が多数出土している事、近くから縄文時代の遺跡も出土していることからも長らく人の暮らしてきた土地なのであろう事が偲ばれる。神社の前には折れてのち朽ちてしまったヤクタネゴヨウの株、夫婦あこうと呼ばれる巨木とそこからこぼれる光に、道路が舗装されて電柱が立ち並ぶ以前のこの周辺の情景が垣間見られる。同敷地内には春牧福祉間、春牧消防庫、ゲートボール等で賑うグラウンドを挟んで春牧交流館、その先には少し離れて安房中学校もある。集落の行事・習い事・催し物はこれらの施設に集中しており、実質的にここが春牧集落の中心であるのは間違いが無い。
【聞き取り情報】※②
【文献・資料】※②
文献① 屋久島郷土誌第二巻 P926前後
文献② 境内の石碑。