如竹神社
概要
御神体 木造のお社の中に墓碑が祭られている。
祭 神 泊如竹
例大祭 陰暦1月17日{生誕の日}
陰暦5月25日{命日}
その他情報
・島民から「屋久島聖人」としてあがめられた泊如竹は江戸時代前期の人物{永禄一二年(1569)〈翌年とする説もある〉~明暦元年(1655)}。
・安房の船大工の出で、その当時国内有数の儒学僧、屋久島における木材伐採開始のきっかけとなったともされ、逸話は多い。
・日蓮宗宗僧号を養善院日章、顧天庵とも言い、儒号を如竹散人とする。
・その如竹が「我死なば、此処に石塔を建つべし。我鎮守となり村の災殃滅せん」と臨終に残した言葉による創始とされる。
・命日の陰暦5月25日に献舞「如竹踊り」が奉納される。
【位置的情報】
屋久島第二の繁華街ともいえる安房の浜町で、コンクリートの建物群を背に、アスファルトの道路を前に挟んで安房川を望む位置に、ぽっかり切り取られたように砂地に松の生えた一角が残されている。
・これがかつてウミガメの産卵も見られたというこの地の原風景の一部なのという事がよく分かる景色となっている。
【文献・資料】
文献① 屋久島郷土誌第三巻 P360前後
文献② 境内の石碑 その他