六月灯
概要
六月灯
・六月灯とは、旧暦の6月を中心に鹿児島県の神社・寺院で行われる祭りである。
・鹿児島県を中心に旧薩摩藩領だった地域で行われる行事で、宮崎県の一部(都城市)でも開催される。
・鹿児島の夏の風物詩であり、県民には「ロッガッドー」の呼び名で親しまれている。
・六月灯が開催される神社や寺院では、和紙に絵や文字を書いた灯籠が飾られ、歌や踊りが奉納される。
・島津光久が上山寺の観音堂を再建した折、旧暦6月18日に沿道に灯籠をつけさせたので、檀家でもこれにならって灯籠を寄進したのが始まりといわれている。
・「六月ノオツメアゲ」と呼ばれる牛馬の疫病祓いや害虫駆除を祈る風習があり、こうした民間行事が洗練されて六月灯になったという説もある。
平成27年7月15日益救神社記録
・境内入口の鳥居には「益救神社六月灯」と大書された大灯籠が飾られていた。
・参道中ほどの鳥居から奥から大灯籠が飾られ、社殿の賽銭箱の上にも飾られていた。
・参道足元にはローソクのケースが、その上に小さな灯籠が飾られていた。
・ローソクのケースには願い事が書かれていた。
平成27年7月18日久本寺記録
・山門には「久本寺六月灯」と大書された大灯籠が飾られていた。
・山門付近には灯籠ではなくローソクが多く点灯して飾られていた。
・灯篭には集落の住民がおのおの絵を描いてあり、署名があった。
・見物客も多く、知り合いの署名のある灯篭をみつけて記念写真を撮る姿があった。