夏祭り
概要
ご神山まつり
・山の神に感謝をし、里の人々の末永い平和を祈る祭り。
・屋久島における山岳信仰を踏まえた伝統・文化の継承を目的としている。
・毎年開かれる夏祭りです。
・踊り連のパレードや神事が行われ、大花火大会、豪華景品が当たる抽選会が ある。
・白装束の若者が白谷雲水峡の益救雲水で「お水取り」の神事。
・里に持ち帰って祭り会場のやぐらの上から集まった人々に榊でご神水をふりかけ、 無病息災・家内安全を祈願。
・やぐらに組み込まれた丸太を巻きつけてある縄で双方から引き合って火を起こします。
・大きなかがり火に矢を打って点火します。この火で山の神を迎え。
・勇壮な屋久島太鼓を奉納します。
おた踊り
・おた踊りは,毎年8月13日に初盆を迎える家で,亡くなった方を供養するために踊られている伝統芸能。
・約320年前貞享3年,時の宰官 町田孫七忠以が,宮之浦村に釈迦堂を建立し,その落成縁起に屋久島中の僧侶が集まり善男善女が笠踊りを踊ったことが発祥とされており,その後,扇子踊り,銭壺踊り,四ツ竹踊り,なぎなた踊りなどが加えられた。
・鹿児島県内各地の「お田踊り」が,棒踊り系であることから考えると,「お田踊り」といえるのはなぎなた踊りだけであり,その他の踊りになぎなた踊りが加わり,その総称として「おた踊り」が広く使われるようになったと考えられる。
・踊りには,大漁祈願,豊作祈願が込められているといわれていますが,その中で「銭壺踊り」については,歌詞からわかるように嫁入り歌であるといわれている。
・現在,保存会を中心に子供たちへの保存・継承にも取り組んでいます。
棒踊り
・鹿島県各地に伝わる伝統芸能、棒踊りの由来は,遠く戦国時代にあるといわれいる。
・百姓町民が自衛ために使った棒や鎌などを用いて防御・攻撃術が踊り化されたものと推察されている。
盆踊り
・青年が神社や寺の前でまず踊り、つぎにハッド(初盆)の家に行って踊った。
・他にごちょう踊りといわれるものもあった。
・宮之浦地区はNTT前広場で開催される。
・子供から大人まで参加するラムネの早飲み競争などが行われる。
・女性は舞台上での尻相撲が行われる。
・宮之浦川に提灯を下げた先島丸が流され、一緒に灯篭も流される。
・川の中から花火が打ち上げらえる。
【文献・その他】
・上屋久郷土誌