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ズーフィコス化石群

概要

屋久島町指定文化財
・指定 平成19年3月23日
・町指定天然記念物
・管理者 屋久島町

ズーフィコス化石とは

・ズーフィコス化石は太古の海底にいた生物の生活痕の化石。
・水深3000mもの深海に棲んでいた。
・最大のものは深海性ユムシ類などの排泄行動の結果でできたと考えられている。
・摂食と排泄を繰り返した結果、こうもり傘のような層が重なる立体構造が特徴。
・世界ではアメリカ、ニュージランド、フランス、スペインなどから報告がある。
・日本国内で全体像を残すものは極めて少ない。

宮之浦のズーフィコス化石

・2003年12月21日に発見された。
・中川正二朗氏(屋久島町在住)に発見された。
・2004年12月21日に鹿児島県立博物館によって確認された。
・熊毛層群と呼ばれる約4千万年前の地層から見つかった。
・大きさは勿論、密集状況においても国内では類を見ない。
・非常に保存が良く、螺旋状の構造を見事に残している。
・産出地が海岸で観察し易く、より多くの人が訪れ易い。

【位地的情報】

・宮之浦シーサイドホテル駐車場から磯になった海辺へ下ったところにある。
・入り口に「町指定文化財」の立て看板あり。
・入り口付近は踏み跡の小道があるが、化石付近は磯場で足元良くない。

【文献・その他】

・屋久島町文化財のしおりP58
・宮之浦散策絵図
・鹿児島県屋久島町宮之浦の四万十累層群から産する生痕化石

写真

ズーフィコス化石群

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ズーフィコス化石群国内最大規模。

案内看板

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シーサイド駐車場下の案内看板。

熊毛層群

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褶曲した熊毛層群。

熊毛層群

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褶曲した熊毛層群。

最大化石アップ

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ズーフィコス化石最大化石アップ

生痕化石

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生痕化石

生痕化石

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生痕化石

生痕化石

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生痕化石

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