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瀬風呂(トンボレ)

概要

・・ 海岸の岩を利用した瀬風呂(地元ではトンボレという。)が6箇所ある。
・ 1~2名が入れる自然形の岩壷を利用して、石ころを焚き火で焼き、塩水と水を加えたものをその温熱で湯を沸かして岩風呂に入っていた。
・ 素もぐり漁の後に体を温めたり、農閑期にはこの中に薬草等を入れて、疲労、切傷や吹出物等を治療したり、体を癒していた。
・ 日常的に使うものではなく、医療の発達していない時代に湯治として使う事が主だった。
・ 6カ所あるトンボレのうち、1つは自然にできていたもの。
・ 車椅子に乗るぐらいの方が夏の間、毎日のように入り、歩けるようにまで回復した(日高キヨノリさん、2000年頃の話。)
・ 「トンボレ」という名前の由来はわからない。昔からそう呼んでいた。

2015年9月11日 近間十九二

・ 石で囲って作ったお風呂。
・ 浜辺で石を焼き、熱くなった石を入れ、海水と川の水をああたためる。
・ 皮膚病などに効果があると言われる。
・ NHKの「まんてん」の撮影時にも使われた。
・現在はほとんど使う事はない。

写真

トンボレ

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東シナ海をのぞむトンボレ。

トンボレ

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縦写真。

トンボレ

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近くで石を焼いて、それを入れる。

トンボレ

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主に湯治として使われた。

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