嶽野川発電所
概要
嶽野川発電所〜九州電力株式会社
・嶽野川の水を水路に導水した後、高低差50.3m間の鉄管内を落とす水の力で、水車や発電機を動かし、発電する水路式水力発電所。発電出力は最大で160kw。
・大正15年(1926年)に屋久島水力電気株式会社によって設置され、以来今日まで、地位域の生活を支える地産地消型の水力発電所。
・他集落と比較して30年以上も前に稼働している。
・設置された頃は、近海でカツオ漁とサバ漁が盛んであり、一湊の製氷工場への電力供給が主ではあった。
・同時に永田、吉田、一湊の3地区の家庭にも配電された。島内がまだランプ生活の頃、この3地区は現代化の幕開けとなった。
・発電所の運転・管理では、特に大雨や台風時に、取水口に木の葉や枝、土砂が押し寄せ、水量の減少による停電もたびたび起こり、大変な面もあった。
・今日では、ゴミ揚げの自動化や運転の無人化がされている。
・現在は、屋久島電工に依存してきている。
水車・発電機
・現在使われている新機器が交換されたのは平成3年(1991年)。
・それまで約65年間、修理や手入れを重ねて大切に使われてきた初期の機器。
・大変貴重なもので、九州電力株式会社から永田区へ寄贈された。
・永田公民館前に常時展示してある。
九州電力 鹿児島支所 広報課 福島さんから口頭筆記。